プリウス(ZVW30系)

バックドアスマートエントリーの後付 【配線編】(修正版)

2010年10月3日





先日公開した、バックドアスマート化【配線編】の通りやっても正常に動作しないことが判明したため
再度、修正版の記事を作り直しました。
前回の記事をプリントアウトされている方は、申し訳ありませんが破棄してください。

画像をクリックすると拡大表示します。
細かくて見づらいときは、画像をクリックしてチェックしてみて下さい。

◇用意するもの◇
ディーラーか共販で買うもの
ANTENNA ASSY ELECTRICAL (品番:89997-30070)  単価:3960円 1個
SWITCHASSY,BACKDOORO   (品番:84840-28040) 単価:3118円 1個
NUT                  (品番:90179-06274) 単価:63円 2個
HOUSING,CONNECTOR     (品番:90980-12381) 単価:231円 1個
TERMINAL,REPAIR        (品番:82998-24360)  単価:420円 2個
TERMINAL,REPAIR        (品番:82998-24300) 単価:346円 1個(*)
*この部品は不要な車両もあります。バックドアスマートエントリーの後付 【配線ルート確保編】
手順21で、配線が3本ある車両は購入する必要はありません。

※この画像にはTERMINAL,REPAIR(品番:82998-24300)は入っておりません。(後日、注文したため。)

カー用品店、Web等で購入するもの
 エーモン 1555 整流ダイオード (1A/2個入)
 エーモン E673 配線コネクター
 エーモン N855 結束テープ
配線用のコード3本(できれば、赤・黒・緑の3種類)長さは手順1を参照。

◇作業手順◇
① まず、図のように配線を作成します。色を分けた方が作業が進み易いですがそこはお好みで(笑)
TP1 No14と記してある緑の配線は、バックドアスイッチの配線の本数が2本の場合、バックドアまで配線
するので6500mm必要になります。3本だった場合は、天井のTP1カプラに配線するので4500mmで作ります。
配線準備

いつも通り、配線を通し易くするのと保護を兼ねて結束テープを巻いて束ねました。
※画像では緑と赤と黄緑の電線で作成していますが、この記事では黄緑を上の図の黒線に置き換えて見て下さい。
P1020754.jpg

② 今回、配線をいじるのはMJ1カプラとJP1カプラです。
ここから手順1で作った配線を、カーゴスペースに向かって配線を通します。
s-P1020753.jpg

③ 黒の配線(画像では黄緑)を天井裏に向かって配線し、赤と緑の線をバンパーに向かって配線します。
s-P1020758.jpg

④ 矢印で示した場所に、ゴムキャップがあるので外します
s-P1020760.jpg

⑤ ゴムキャップを外して配線するのでもいいかも知れませんが、防水機能としての役割を損なわないように
するためにこれを活かします。
先の細いマイナスドライバーでゴムキャップの真ん中を貫通させます。
s-P1020761.jpg

⑥そこに緑と赤の線を通します。
P1020765.jpg

⑦ゴムキャップを内側からつけて、配線を引き出します。

⑧アンテナを取り付けます。
私はこの向きに付けましたが、配線の方向を考えるとカプラーを左になるように取り付けたほうがいいです。
(なぜこの向きにしたかというと、アンテナに刻印されているロゴの向きが気になって・・・笑)
s-P1020692.jpg

⑨リペアワイヤを購入したカプラーのNo.1とNo.2に差し込みます。
s-P1020698.jpg
リペアワイヤに赤い防水パッキンが付いているので差し込むのが大変ですので、ある程度手で差し込んだら
反対からラジオペンチで引っ張るとスッと楽に入ってくれます。(右のピンの様に出てきたらラジオペンチで
そっと引っ張る)
s-P1020699.jpg
P16.jpg

⑩カプラをアンテナに接続します。
s-P1020703.jpg

⑪赤の線をアンテナのカプラのNo.1に結線し、緑の線をアンテナのカプラのNo.2に結線して絶縁処理します。
P1020766.jpg

⑫バックドアスイッチの交換をします。
s-P1020787.jpg

 ここからは、バックドアスイッチの配線が3本の方は枝番“-a”の手順を、バックドアスイッチの配線が
2本の方は枝番“-bの手順を参考にして下さい。

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⑫-1-a バックドア側から天井の内張りに手で隙間をつくって、TP1カプラの位置を確認し抜き出します。
隣に小さなカプラがあるので、一緒に外すと作業が楽になります。
注意!内張りはとてもデリケートなので強く引っ張らないように気をつけてください。
s-P1020738.jpg

⑫-2-a 画像の通り私の車両(グレード:S)では配線されていませんが、No.14に緑の配線があるはずなので
手順1で作った黒の配線を、エーモンの配線コネクター等を使用して結線します。
※バックドアスイッチに3本配線がある車両には、画像(クリックで拡大します)の赤枠で囲ってある
ところに、緑線が配線されています。
s-P1020743.jpg

⑫-2-a とりだしたカプラーを戻します。

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⑫-1-b バックドアの付け根にある、配線が通っているブーツを外します。
矢印の位置にツメがあるので、ブーツを破かないように丁寧にはずします。
※ゴム(ブーツ)をめくると、中に白いプラスチックの枠があるので、その枠のツメをマイナス
ドライバーの先(車体を傷つけないようにビニールテープで保護する)で押して、プラスチック
の枠をはずします。
s-P1020800.jpg

⑫-2-b バックドア側のブーツも外して、手順1で作成した黒配線(画像では黄緑)を通します。
【この作業の最大の難所かも!?】
配線を通したらブーツを元に戻します。(車体とブーツの間に隙間があると雨漏りの原因になるので
チェックをお忘れなく)
s-P1020799.jpg

⑫-3-b ブーツから来ている配線に沿って、緑配線をバックドアスイッチに向かって線を通していきます。
s-P1020801.jpg
s-P1020802.jpg

⑫-4-b バックドアスイッチに接続しているT4カプラーを抜きます。

⑫-5-b リペアワイヤをT4カプラーの3番に差し込みます。
リペアワイヤには、突起が付いていて挿し込む方向が決まっているので、画像を参考にして取付けて下さい。
ちなみに、このリペアワイヤはなかなか奥に入らないので、先の細いドライバーで押し込むと「カチッ」
と音がします。そこまでしっかり差し込みます。
s-P1020904.jpg

⑫-6-b リペアワイヤと手順1で作成した黒線(画像では黄緑)を結線して絶縁し、T4カプラをバックドア
スイッチに戻します。
s-P1020906.jpg

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ここから先は、各車同じ手順に戻ります。

⑬エーモン 整流ダイオードに配線コネクターを接続します。
近所のカー用品店に1Aのものが品切れだったので、6Aのものを代用しました
s-P1020776.jpg

⑭JP1の46番(グレー)にダイオードのカソード(グレー線)を、MJ1の7番(黄)にダイオードのアノード側
(白線)を接続します。
s-P1020777.jpg
s-P1020898.jpg

⑮手順1で作った配線を下図の通り結線します。
この図だけあれば、他の説明はいらないかも・・・。(点線の四角い枠の外の配線が今回の対象配線です)
結線図
(バックドアスイッチのカプラに3本線が来ていない時は、天井のTP1 No.14カプラではなく、
バックドアスイッチ T4カプラのNo.3へリペアワイヤを使い、作った配線の黒線に接続)

P1020803.jpg
①はバックドア(T4カプラのNo.3)から来ている線(手順1で作った配線の黒線に相当)、②はアンテナのNo.1
から来ている線、③はアンテナのNo.2から来ている線です。

⑯外したパネルやバンパーを戻します。

 完成!! d(`・ω´・+)ヤッタネ+.☆゚+.☆゚

もう一台の愛車、アルファードにはバックドアのスマートエントリーがついていて、この機能を余さず使って
いたので、プリウスでも使えるようになり大満足です♪
バックドアを開けるだけのために、いちいち鍵を探す手間もなくなり本当に楽チンです。
これで、鍵をカバンの“手が届き易い場所”に入れるという必要もなくなりました♪

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